古着屋さんへ店舗什器を搬入 『什器は、置かれる場所で変わる』 ZingZing編
投稿日: 投稿者:長嶋晶

古着屋さん、アパレルショップ、空間デザイナー。
ウラガミのオンラインサイトをご利用いただくお客様には、こうしたお仕事をされている方が多くいらっしゃいます。
ハンガーラックやトルソーをはじめ、世間一般の量産品とは少し違う店舗什器を、比較的手に取りやすい価格でご紹介できること。
それには、uragamiをつくった二つの会社、それぞれの強みが関係しています。
ひとつは、母体となる株式会社浜屋。リユース・リサイクル事業を通して、店舗の什器入れ替えやオフィスの移転など、さまざまな現場からモノが集まってきます。
もうひとつが、株式会社Style Agentです。
全国100店舗以上の販売代行を手がけ、アパレルや雑貨をはじめとした店舗運営に長く携わってきた会社。売場づくりやMD、販促企画まで、実際の店舗に立ちながら積み重ねてきた経験があります。
モノが集まる浜屋と、モノが使われる売場を知るStyle Agent。
その二つの会社から生まれたのが、uragamiです。
一方、会社として持っているものを、オンラインを通して一人ひとりのお客様の
「こんなのありませんか?」につなげていくことには、まだまだ課題があるとも感じています。
そんな中、私自身がプライベートで長年通っている、群馬県高崎市の古着屋さん「ZingZing」のオーナー・智美さんから、
「こんな什器はないですか?」と声をかけていただきました。
オンラインには載せていなかった什器
今回お選びいただいたのは、セレクトショップで使われていた大型の木製シェルフです。
棚板は可動式で、ハンガーバーを取り付けることもできる仕様。底面にはキャスターも付いています。
ただ、一部に破損がありました。
中古品、古いもの、アンティーク。それぞれ、どの程度の傷や傷みまでなら商品としてご案内できるのか。オンラインに掲載する際は、どうしても私たち売り手側の判断が基準になります。
自社にリペア職人を持たないこともあり、この什器は掲載を迷い、倉庫に置いたままになっていたものでした。
今回は、直接お問い合わせいただいたからこそご案内できたもの。
こういう出会いもあるのだなと思います。
手放された什器を、次の場所へ
株式会社浜屋では、法人のお客様からさまざまなものを回収しています。
セレクトショップの什器入れ替え、オフィスの移転やレイアウト変更など。持ち主にとって役目を終えたものでも、海外を含めた販路を持つ私たちの視点では、廃棄物ではなく、まだ価値のあるものとして買い取りできることがあります。
まだ使える店舗什器も、店舗のイメージや規模が変われば手放さなければならないことがあります。
それを必要とする次の人へ渡していく。
大きな倉庫を持ち、搬出から保管、販売までできるからこそ、uragamiでも手に取りやすい価格でご紹介できるのだと思います。
2メートル近い什器を、どう入れる?
今回の什器は、高さも幅も2メートル近くある大型サイズ。
こうした商品は、商品そのもの以上に「本当に店内に入れられるか」の確認が重要です。
2トン車を停められるか。搬入口の大きさは十分か。階数やエレベーターの有無・高さはどうか。
今回は通常のアートセッティングデリバリーではなく、自社配送で伺いました。
そのままでは入らないため、什器を横に倒して店内へ。智美さんのご家族やお知り合いの方にもご協力いただき、無事に設置することができました。
ありがとうございました。
置かれる場所で、こんなにも変わる
大型什器の搬入に気を取られ、肝心の搬入前の写真を撮り忘れてしまいました。
今回掲載するのは、ZingZingの店内に設置した直後の写真です。
コンクリートの床と、白くペイントされた木製の壁面。その空間に什器を置くと、同じ木材でも、質感や光の集め方に違いがあることがよくわかります。
昔の工場を倉庫とする弊社に置かれていたときには影を潜めていた、この什器の魅力。
ものそのものだけではなく、どんな場所に置くのかで、こんなにも見え方が変わる。
改めて、空間って大事だなと思いました。
そんな人の役に立てる日が来るなんて
私がZingZingに初めて行ったのは、7~8年前になるでしょうか。
人生の節目節目で不思議とZingZingとのつながりがありました。
あたたかく、丸く、おおらかな智美さん。彼女の言葉やお店に励まれたことも、一度ではありません。
そんな人の役に立てる日が来るなんて。
私にとっても、感慨深い搬入経験になりました。
uragamiではこれまでにも、店舗什器の販売やレンタルをさせていただいていますが、その先のお店や実際に使われている様子をご紹介できる機会は、そう多くありません。
今回、ブログでのご紹介や写真の掲載まで快くご了承くださった智美さん、本当にありがとうございます。
次回は、この什器に実際に商品が並んだZingZingの店内をご紹介します。
そして、智美さんにもきちんとお話を伺って、**古着屋さんの視点**を書かせていただきたいと思います。
お店をつくるとき、何を見ているのか。
什器を選ぶときに大切にしていること。
長くお店を続けてきたからこそ感じること。
これから古着屋さんを始めたい方にも、すでにお店をされている方にも、何か参考になるお話を届けられたらと思っています。
まだ聞けていないことがたくさんあります。
私自身、次回のブログをとても楽しみにしています。

